"HELLS DEPT.CITY" Original Story Written by Ryuma Izuha & more

STORY 2 <CONTENTS-1

怒りがオレをここまで突き動かしたのだろうか・・・。
走り続けることでしか生きている実感を得られなかったオレだったが、始める気なんてなかった。
遠い眠りから目覚め、何も分からないままここに立っていただけ。不安から悪態をついたり、誰かを殴ったりしたわけじゃない。
あぁ、そんなのはオレらしくない。何も分からずここに立っていただけのはずだ。強烈な苦痛に耐えながら。
今はもう「ヤツらが始めたんだ。」というセリフすら仲間を不安にさせるだけだ・・・。

この痛み・・・。この街で生きていくために機械の身体に閉じこめられたオレの呼吸。生きていくために施されたカスタマイジング。
あのカプセルの中で、焼き切れるような苦しさにもがき、片目を失ったオレを救い出してくれたなかまの為にオレは生きる。

同じ姿をしたヤツらを潰す。
まるで同じ。レッテルが違うだけのヤツもいる。
戦う意味すら見失っているものもいる。
だが、オレがみんなをここまで率いた。今さら後にはもどれない。
「ただただ、あのドラッグバスの巨体が気にいらねぇ。」と、もらす仲間もいるしまつ。自分の仲間にもドラッグバスはいるじゃねぇか・・・。

自分にも問いただしてみる。
オレを救ったのはバイオ団だったはず・・・。

的はずれな混沌とした戦いを始めようとしている。
しかし、あのクソどもを許してはおけない。

ヤツらを滅ぼしてオレたちの時代を築こう。
風が湿りはじめたこのhells dept. cityで。

すでに身体が錆びつき始めた・・・。
だがそれはヤツらも同じこと。


この街にはまだ慣れないオレだったが
今日の風向きには気がついた。
巨体のフラットベッドがぼそぼそと呟いた・・・。
「空に吸い上がるように風が吹きだしただろ?」
「スパークプラグが無くても動ける日が近づいているんだ。」
「オイルの雨が降る、ジーザス・ダイ・クライング・13が・・・。」


機械の身体を持つものたちがこの星を支配する以前の時代。
人が人として暮らし、機械と共存し、さらなる発展を求めたが、傲慢さから、触れてはいけない「力」に手を出し、やがて当然のごとく制御できなくなり、審判の日を迎え「神」をも殺し、人々が地上に住めなくなった日。
人々は悲しみ、自らの愚かさに泣き続け、やがて死に絶え、涙で濡れた屍(しかばね)が天に昇りその翌年から「オイル」となって降り始めたと言い伝えられる伝説の日。

また、本物の自由、「フリーダム」を求め世界を旅し、他人に尽くし、自らの肉をも他人に切り与えたという逸話を持つ、伝説のアウトロー・ジーザス・D・クライシスが、名をあげようとしたおろかなものたちに、旅先で張付けにされ殺害されたという悲しい物語も言い伝えられる日・・・。

どの時代にもある「怒り」の象徴。
「怒りの象徴」としてhells dept. cityでは、街の生い立ちを表すhells dept.1%ロゴと共に、TATOOやマシンのボディーペイントにも用いられるようになった「J.D.C.13」のロゴ・・・。



「オレたちにとっては、その恩恵に授かれば、次の年まで錆びつくことなく生きられる大切な日なんだ。」
「あぁ、それで今日まで待っていたって言うのか?」
高揚しながらフラットベッドは話してくれたがオレにはピンとこなかった・・・。
「ああぁ、そうさ、そんなオレたちを率いるジーザスを待っていたのさ。」


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STORY 2<Prolouge> | CONTENTS-1 | CONTENTS-2 | CONTENTS-3 |

HELLS DEPT. CITY ORIGINAL STORY EPILOGUE

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