"HELLS DEPT.CITY" Original Story Written by Ryuma Izuha & more

STORY 1 <CONTENTS-3

ここまで話を絵空事と思っていたパンピー・・・
ここからは、無傷ではいられない・・・
あなたも、あなたも・・・そしてこのオレも・・・
バイオ団はついに進退極まった。形勢逆転を狙ったニセサイクロプス作戦も痛み分けで終り、次の策はもはやなくなっていた。
最終手段にでるバイオ団。サイクロプス団の一掃を計るため・・・
『バイオテロ』文字通り極悪非道の作戦。ショッカーですら成さなかった本当の悪魔の行為・・・ヤツらは毒ガスを街に散布した・・・
何も知らない女、子ども、まじめなサラリーマン、細々暮らすデザイナー・・・すべての民がその時間に刻が止まったかのように、その場で動かなくなっていた。
地位や貧富に関係なく、人々はその場で死んでいった・・・残った者は、免疫をつけていたバイオ団。
事前に察知し、シェルターに避難したhells dept. cityとだけ染め抜かれた自警団。
それに砂漠を挟み、岩山を拠点としていたサイクロプス団。
あとは偶然にその被害を受けなかった少数・・・ただのそれだけだった。
急速に廃虚と化すhells dept. city ガスの猛威がおさまるのを待って、街の入口で立ちすくむサイクロプス達。
デザートストームがオレ達を守ってくれたのか・・・誰かがささやいた。
泣き叫ぶ者もいた・・肉まんの妹も例外にはなってないだろう・・・サイクロプスの目には一瞬、廃虚に捨てられたスクラップに映る。
しかしそれは違う・・それらは正真正銘、死体に他ならない・・・モノアイから、血ではないものが流れていた。
オレは戦う、復讐のためではない・・オレはもう戦わずにはいられない!!

 
どうなるんだろう・・・・
悲観的なセリフが口々からこぼれだす。
サイクロプスは岩山のアジトで考えあぐねていた。
その頃バイオ団は、残った数少ない一般人を恐怖とオドシで仲間に入れていた。『バイオテロ』の後では、このオドシは強烈にきいた。
街にサイクロプス団のアジトがあるとふんでいたバイオ団のモクロミははずれたが、砂漠の向こうがネグラだと判明した。
なりをひそめているサイクロプスが動かぬまに、数で圧倒しようと画策に懸命だった。
自警団・・・ヤツらがどう動くのか解らぬゆえ、バイオ団も軽はずみにはしかけられなかったのだ。
hells dept. cityにいるのは、すでにバイオ団、自警団、サイクロプス団この三つが全てに思えた・・・
・・・バカヤロー!!
サイクロプスの怒鳴り声が、岩山にこだまする。
もう一度、言ってみろ・・・オマエは仲間から・・・
何を言おうとしてる!サイクロプス!
ブラザーと呼ばれた、シルバーの同じ顔がたしなめる。
しかしエース(A-100)のヤロー、毒ガスをこちらも使えと言いやがった・・・
それなら、ヤツらと同じだぜ・・・ひとつ目のクロスボーンをつける資格は・・
サイクロプスが街へ出て、何人かを倒し、自警団のメンバーの中には仲間になりたいと加わったヤツもいた。しかし軍団の数では大差がついていた。
それ以上言うなサイクロプス・・・オレが悪かった・・・出ていくよ・・・
エースが岩山のアジトから去っていく・・・
サイクロプス・・オマエが冷静さを失ってどうする。
ヤツは数を減らしたかっただけだぜ・・・
仲間を・・海賊旗をはずせだと・・それは、言っちゃいけねぇ。
今は団結が大事な時だ・・わかるだろう・・・
マーク(49DRAG MERC)がサイクロプスをたしなめる。
エースが出ていった方向に、スマン・・とサイクロプスがつぶやいた。

サイクロプス団、全員が出ていった外を見ている中、さっきのエースが戻ってきた。エース、戻ってきたのか!
サイクロプスの声の中、次に逆光に浮かびあがったのは、力強いシルエット。コンボイ・・・・・・メリケンサックのタトゥがキラリと光った。
 
岩山のネグラの前にズラッと仲間を並べていた。
そのどれにもメリケンサックが入っている。
傭兵団ナックルズは、胸を張るようにラインをつくっていた。
サイクロプス団とコンボイは、それを見下ろす位置にいた。
団のみんなが、おぉ・・・と感嘆の声をあげる。
ソイツを責めないでやってくれ・・サイクロプス・・・コンボイが野太い声で整列を眺めながら声をかける。
ソイツと言われたエースが少しはにかんだ。
ああ、オレは冷静な判断が出来てなかったようだ・・・コンボイはかいつまんで、イキサツを説明してくれた。
ガスを使えと言って団にいられなくり、それでも数を気にしたエースは、命がけでナックルズを仲間にいれた・・・エースがオレの命はかまわねぇから、サイクロプス団に入ってくれと立ちふさがった時は、ビックリしたぜ・・・コンボイは笑いながら話を続ける。
それにおまえさん、サイクロプスのスピリットが気に入った。
細菌兵器は使わねぇ・・拳で押す!
それこそ、ナックルズそのまんまだぜ・・・
そんな事があったのか・・エース・・すまなかったな・・・
サイクロプスは詫び、エースは更にサイクロプスに詫びた。
その声が届いたのか、ナックルズのデコデリが高らかに叫ぶ。
オレ達は拳で押すぜ!
全員が、おー!!と応えた。
力と数がこれで揃った・・・
傭兵団ナックルズは、金で雇われたのでなく
初めて自らの意志で戦場へおもむく。
hells dept. cityは、知ったこっちゃねぇがアイツらは許せねぇ・・・
敵はバイオ団! 拳でつぶすぜ!!
コンボイが号令をかけると、一糸乱れずナックルズはクルッとサイドターンを決め、街の方向へノーズを向けた。
砂漠に一陣の風が吹き抜ける。
音もなくタンブルウィードが転がっていく。
さながら西部劇のワンシーンを連想させた・・・
ナックルズの加入により力と数を揃えたサイクロプス団はバイオ団を潰そうと集結していた。
時を同じくしてバイオ団もオドシで数を増やし、サイクロプス団一掃のため、岩山のネグラへ向かおうとしていた。
バイオ団は、ニセサイクロプス軍団が先頭を切る。
一方サイクロプス団も、ブラザーと呼ばれたシルバーフェイスのサイクロプスが先陣を切り量産型が後に続く。
両者の力と数はまさに互角。
明暗をわけるものは、秘めたるポテンシャルと心の強さ。
勝敗の行方は天をも知りえない状況であった・・・
集結した両軍団がちょうど砂漠で対峙した。
数フィートをあけ、両者が横一列に並ぶ。
風が抜け、タンブルウィードがその中央を転がる。
一触即発。
その様子をまるで審判でもつとめるかのごとく自警団がパラパラと散って、見守っている。
どこから聞きつけてきたのか、遠方の街のピンクのワゴンが見物を決めこんでいる。
漁夫の利で街を手に入れるつもりなのか・・・
それらの存在は、まったく眼中にない両軍団。
サイクロプスの鋭い眼光が、赤く血に染まっていく・・・
睨みあいを続ける両軍団・・・
永劫の眠りより目覚めしサタン、悪の軍団をひきいて災いをもたらす・・
神の軍団、これを迎え撃つ・・・
この星の黙示録が今はじまろうとしていた・・・
STORY1 The End  Continude on STORY 2

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HELLS DEPT. CITY ORIGINAL STORY EPILOGUE

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